倫敦橋からの風景

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ヴィンセバ高校生物語15

*現代パラレル設定ヴィンセバ連載小説




ヴィンセバ高校生物語 15 (R-18)




「セバスチャン、帰ろう」
終業してすぐヴィンセントはセバスチャンのもとへ来て彼をうながした。
「ええ、すぐのバスに乗りましょう」
セバスチャンは着替えが入った分、いつもより膨らんでいる通学用の
黒いリュックを左肩に提げ、2人はバス停まで急いだ。
「今日が金曜でよかったね」
「ほんとに。日付が変わったらすぐ貴方を祝える」
「俺も18か・・・」
「去年の誕生日を祝ったのは、まだ最近の事のように思えるのに」
「あの日のセバスチャンも可愛かった」
バス2階の後方の座席に座り込んですぐ、セバスチャンの耳元で
ヴィンセントは懐かしさを含んで囁いた。
「俺と初めて繋がった日」
セバスチャンは今でもすぐあの初めての時の様子が脳裏に蘇り、
頬をうっすら紅潮させ俯いた。
「・・・貴方もよく覚えているんですか?」
「忘れる訳ないよ。俺はあの時ほんとうに嬉しかったんだから」
「私は・・・初めての事ばかりで、そこまで楽しめる余裕はなかったけど」
「どうしても誕生日にセバスチャンが欲しかったんだ」
「ふふ、今晩が楽しみですね」
そう言うとヴィンセントはニヤッと口角をあげて、上目遣いに
セバスチャンをじっと見つめた。
「うん、今晩は君を寝かせないよ?」
セバスチャンも紅茶色の瞳を輝かせ、にっこりとそれに応えた。
リュックで隠して繋いでいる2人の手が離れ、ヴィンセントはその手を
セバスチャンの股間へするっと動かした。そして軽く握るように撫で始めた。
「ヴィンセント、ここじゃだめだって・・・いつも言ってるのに・・・」
セバスチャンは周りに悟られないよう、刺激に反応して動かないように
努めて、小声でヴィンセントを諌めた。
「君が煽るから・・・」
ヴィンセントは悪びれる風もなく、柔らかい笑顔で、手を股間から太腿をなぞり、
またセバスチャンの手を握った。
「もう・・・貴方ったら」
今晩は、貴方のために私もいろいろ覚悟を決めてきたけど大丈夫だろうか。
この分だと想像以上かもしれない。私は、やっぱりまだ知らなさ過ぎる・・・。
セバスチャンは心のなかで静かに息を吐いた。

通学バスからヴィンセントの自宅方面のバスに乗り換え、2人は揃って帰宅した。
ヴィンセントの母はすぐ、買っておいていたガトーショコラと紅茶の支度をして
彼にトレーを持たせた。

部屋に入り、制服のまま2人はソファに腰掛けてヴィンセントは
セバスチャンの頬を引き寄せ、強く唇を重ねた。
周囲を気にせず深く口付けるのは夏休み最後の日以来だった。
ヴィンセントの舌が荒くセバスチャンの舌を絡めとり、
ふたつの唇の隙間を一切与えないほど重ね合わせて
吐息と唾液を交わりあわせた。
「・・・ッはぁ・・・っ」
いよいよ呼吸が出来なくなりそうになって、ようやく唇が離れる。

「だめだったね、我慢できなかったね」
「ええ、こんなキスですら夏休み以来ですからね」
「ねぇ、ケーキ食べたらしよう?」
ヴィンセントはほんの少し眉をしかめ、堪らない口調でねだった。
「私からのプレゼントは、まだ日付が変わるまではおあずけですけど・・・」
そう言うとヴィンセントは悲しそうな面持ちで聞き返す。
「え?今抱いちゃだめなの・・・?」
「違いますよ、プレゼントは、いろいろあります。でも、それは後で。
今は、今まで通りに私を抱いて?・・・ね?」
セバスチャンはヴィンセントの背中に両腕をまわし、首をかしげて
優しくヴィンセントをみつめて答えた。ヴィンセントもセバスチャンの腰を
ぐいっと抱き寄せ、力をこめて抱きしめあった。
「よかった。俺は君自身が最高のプレゼントなんだから」
「私の他にもありますよ?」
「もちろんそれも楽しみだよ!セバスチャンから貰ったものは何でも宝物だよ」
ヴィンセントはセバスチャンのうなじに顔を埋めながら、もう一度強く抱きしめた。

「そういえば去年もガトーショコラを食べましたね」
「うん、こうやって君が全部食べさせてくれた」
セバスチャンは1年前と同じように、一口ずつケーキをヴィンセントの口に運んだ。
「私達、あまりやる事が変わらないんですねぇ・・・」
「でも1年前と今じゃ、ずいぶんセバスチャンは変わったよ」
「変わりましたか?どういうところが?」
「ベッドで積極的になってるところなんか・・・」
口に含んだ紅茶がむせそうになりながら、セバスチャンはごくりと飲み込んだ。
「な・・・に言ってるんですか、もう。それは・・・貴方が・・・」
「ふふ、可愛いところはずっと同じだね。大好きだよ、セバスチャン」
ヴィンセントはチョコレートが唇についたままセバスチャンに口付ける。
「甘い香りがする・・・」
ブレザーをするりと脱ぎ捨て、互いのネクタイを緩めた。
「セバスチャン、来て」
外はすでに暗くなっていた。
ワイシャツのボタンを外しながら、ベッドに倒れこんだ。

もう一度、深く貪るようにキスを交わし、ヴィンセントは舌を
セバスチャンの胸の突起まで這わしていく。
「んん・・・」
舌で転がし、吸い上げる度にセバスチャンは背中を反らし、
ヴィンセントの背中にまわした手の指先を軽く食い込ませる。
「セバスチャンのここもピクピクしてて可愛い・・・」
ヴィンセントの手が、互いの腹部に挟まれて窮屈そうに動く
セバスチャンの陰茎を握り、もう片方の手の指がゆっくりと
秘部に入っていく。
「ンン・・・ヴィンセント・・・」
「ずっと、ここに俺を挿れたかった・・・セバスチャン」
「ええ・・・早く来て、ヴィンセント」
ローションをたっぷりと零したヴィンセントの硬いものが、
指と入れ違いにグチュッとセバスチャンの内壁に押し入ってくる。
久々に感じるこの挿入の痛みと悦びにセバスチャンはたまらず
くぐもった声を立てる。
「ああ・・・セバスチャンの中、すごい気持ちいい」
ヴィンセントはゆっくりと浅く腰を動かしながら、徐々に奥まで
突いてきた。
「すぐいっちゃいそう・・・」
「私も・・・アァ・・・ッ」
グイとセバスチャンの感じる部分を突き上げ、セバスチャンは
シーツを強く握りしめ、背中を弓なりに反らして腰を動かす。
揺れる陰茎から艶のある液体がこぼれ落ちていく。
「セバスチャン・・・」
ヴィンセントはさらに激しく腰をセバスチャンに打ちつけて
すでにいきそうに張りつめているセバスチャンのモノを、
ローションで滑らかな手のひらで包みこみ扱きだした。
「ンン、だめヴィンセント・・・いや・・・すぐ出ちゃう・・・」
セバスチャンはこらえきれず、ヴィンセントが達する前に
自分の腹部に精液を飛び散らした。
「んっ・・・そんな締め付けられたら俺もすぐいっちゃう・・・」
ヴィンセントも短い吐息で、眉を歪めた苦しそうな顔で
さらにセバスチャンの奥まで何度も貫いた。
背中を丸め、セバスチャンの両肩をぐっと掴んで腰を密着させ、
セバスチャンの奥に絶頂を解放した。

しっとりと汗ばんだ身体をセバスチャンにくったりと
体重を預けてヴィンセントはもたれかかった。
セバスチャンのうなじから鎖骨のくぼみまで唇を這わせて、
きつく吸い上げてバラ色の痕をつける。
「ヴィンセント、気持ちよかった・・・」
セバスチャンもヴィンセントの背中にまわした手に力を入れて
ぎゅっと身体を密着させた。
「うん、ほんとにすぐいっちゃったよ・・・」
「貴方とまた繋がったのが嬉しくて、それだけでもういきそうだった」
「ね。でもこれで少し落ち着いたから、夜はもっとたっぷり
君を感じさせたい」
「私も、貴方を感じさせる」
2人はもう一度強く唇を重ねて、それから身体を起こしてバスルームに
向かっていった。

ヴィンセントの家族と共に夕食を取った後、ヴィンセントの父が
ワインクーラーから白ワインを1本取り出し、ヴィンセントに手渡した。
「どうせ、誕生日にかこつけて酒盛りでもしたいんだろう?
たまには勉強の息抜きに楽しむといいよ。ゆっくりしておいで」
新学期が始まって以来、ぱたりと遊ばなくなった息子達を両親は労い、
スライスしたチーズとパテをきれいに盛った皿も携えて2人は
自室に戻っていった。

「優しいご両親ですよね」
「高校生の飲酒を黙認してくれるからね・・・きっと父さんも
そうだったんだろうね」
「うちの両親は医療関係だから、うるさいですよ」
「将来は、俺達の関係を話さなきゃいけないしね・・・」
「・・・私は、認めてもらえなくても、貴方さえいれば・・・」
「うん、もちろん俺達はずっと一緒だよ」

バスローブに着替え、セバスチャンはワインを開けようとする
ヴィンセントの手を遮って、自分が開栓し、グラスに注いだ。
「誕生日にはまだ少し早いですけど、せっかくですから
乾杯しましょう?」
「そうだね、冷えているうちに飲んでしまおうか」
「では、もうすぐお誕生日おめでとう、ヴィンセント」
「ありがとう」
軽くグラスを鳴らして乾杯し、よく冷えた白ワインの
さわやかな甘い香りと共に2人は久々のアルコールを楽しんだ。

「私達ってつくづく絵に描いたような禁欲的な受験生みたい」
セバスチャンは思い出したようにクスッと笑ってつぶやいた。
「そうさ。Aレベル試験の為に、酒もセックスもディープキスすら
断っていた俺達だもの」
「だから、今日くらいは全て解禁してもいいですよね」
「ああ、セバスチャン、お祝いのキスして・・・?」
ヴィンセントはいたずらっぽく、目を瞑り、唇を尖らせて
セバスチャンに向かって顎を突き出した。
「喜んで・・・」
ワイングラスをふたつ、テーブルに置いてセバスチャンは
ヴィンセントの尖った唇に軽く触れ、そして舌を割り入れた。
「ンン・・・」
ヴィンセントの甘い香りの吐息がセバスチャンを昂ぶらせる。
・・・いつもは貴方がリードして舌を絡めるようなキスが
多かったけど、今日のこのキスは、私が、貴方を絡めとりますよ
ヴィンセント・・・

しばしの間、セバスチャンはヴィンセントを力強く抱き寄せ、
あえて力を抜いてセバスチャンに委ねる緩やかなヴィンセントの
舌と粘膜と唇の感触をぞんぶんに堪能した。
ワインの残り香とほのかな味が2人の唾液と混ざり合い、喉を鳴らす。
「セバスチャン、もう挿れたい・・・」
ヴィンセントがまた甘えた口調でセバスチャンにもたれたままねだる。
「まだダメですよ・・・貴方の誕生日になるまで待って?」
「あと何分?」
セバスチャンの胸に顔を埋めたまま、子供のように時間をたずねる。
「あともう少しですよ・・・、それまで私が抱きしめてあげる」
ヴィンセントの背中を軽くとんとんと叩き、なでるように抱きしめた。
「あんまり長かったらこのまま寝ちゃうよ・・・」
「では寝ないようにくすぐってあげましょうか?貴方のこの脇腹を」
両手をするりとヴィンセントの脇腹に動かすと、
「だめ!」
ヴィンセントは腹筋に力をこめて即答し、セバスチャンは思わず吹き出す。

セバスチャンはそのままヴィンセントを抱きしめてその時を待っていた。
本当にヴィンセントは眠ってしまったかのように動かず、規則的な吐息が
聞えてきそうになると、脇腹をさすった。
ヴィンセントはそこを触られる度に腹に力を入れて、起きているよと
言わんばかりにセバスチャンを強く抱きしめ返した。

「ヴィンセント?」
「ん・・・」
揺り起こしたヴィンセントは、眠りに落ちそうな、まどろんだ瞳で
セバスチャンの顔を見上げた。
「ヴィンセント、18歳のお誕生日おめでとう」
セバスチャンはそっとヴィンセントに唇を重ねて、ヴィンセントをみつめた。
「ああ、ありがとうセバスチャン」
「ちょっと待って下さいね?」
セバスチャンはソファの脇に置いてあったリュックから小さい包みを取り出した。
「はい、これは私からのお祝いです」
白く小さな化粧箱に紺の細いサテンリボンが掛けられており、
ヴィンセントはそっと解いて包みを開けた。
「サファイアのピアスだ」
ヴィンセントは、ぱっと明るい笑顔で嬉しそうにピアスを摘み上げた。
「今年は、サファイアにしてみました。貴方には、青系の石が似合うと思って」
「どう?」
去年もらったタンザナイトのピアスを外して、ヴィンセントはサファイアの
ピアスをはめた耳もとをセバスチャンに見せた。
「ええ、よく似合ってる」
「ありがとう、嬉しい。俺はもうセバスチャンから貰うピアスしかしない」
「毎年貴方にピアスをプレゼントしたら、いつか立派なコレクションに
なってしまいますね」
「素敵だよ。毎年選ぶ楽しみも増える」
「選び甲斐もありそうです。ロンドンだったら、お店も多いから
またいいデザインのものをみつけられますね?」
「そうだよ、来年の誕生日はロンドンだ!」
ヴィンセントは両方の耳に新しいピアスをつけ終わると、箱に目を留めた。
包装用の紺色のサテンリボンを取り出して、セバスチャンの左手を掴んだ。
その薬指にリボンを巻きつけて、きゅっと蝶結びをすると、そっと
それにくちづけた。
「ヴィンセント・・・?」
ヴィンセントはまっすぐセバスチャンを見据えて言った。
「受験が終わって、いつか、本物を君に贈るから」
「嬉しい。今日はこれ外しません」
セバスチャンは慈しむようにリボンの結ばれた左薬指を頬にあてた。
「本物を贈るその時まで待ってね」
「・・・私から先に言うかもしれませんよ?その時の言葉は」
喜びに満ちた柔らかい笑顔をヴィンセントに向けると、
セバスチャンの頬にあててた左手をヴィンセントは自分の頬に寄せ、
きっぱりと懇願した。
「俺に言わせて」
それを受けてセバスチャンも対抗するように
「私も言います」と言い放つ。
「なんだかもう言ってるようなものだね」
拮抗が解けて2人はクスクスと笑いあった。

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「さぁヴィンセント、私を抱いて?」
めずらしく、セバスチャンからヴィンセントをベッドに誘う。
その挑戦的な、妖しい輝きを纏う紅茶色の瞳に吸い込まれるように
ヴィンセントはセバスチャンをベッドに押し倒した。
その誘い言葉にヴィンセントはいつも以上に手と舌を早めて、
セバスチャンの乳首と、夕方に愛し合ったおかげですぐ
ヴィンセントを受け入れられそうな穴に指を入りこませた。

「今日は貴方の誕生日だから私を好きにして・・・」
「セバスチャン・・・いいの?」
ヴィンセントがほんの少し驚いた顔つきでセバスチャンを見る。
「ええ・・・私も、プレゼントだから・・・」
「セバスチャン、愛してる」
ヴィンセントは激しくセバスチャンに唇を重ね、舌を絡めた。
互いの陰茎をこすり合わせるように腰を前後に動かし、
硬く隆起させた。それから仰向けになっているセバスチャンの
腰を抱きかかえ、うつ伏せにし、腰を上げさせた。
「後ろから、挿れてもいい?セバスチャン」
これまでこの体勢を好まずにいたセバスチャンに、ヴィンセントは
伺いたてた。すでに、先端を押し付けながらのお伺いだったが。
「・・・挿れて・・・、ヴィンセント・・・」
セバスチャンは、枕に顔を埋めて、それでも自身の腰は
ヴィンセントに突き出したまま答えた。
「アァ・・・ッ」
自分の視界に入らず、ただそこの感触のみでヴィンセントが
自分の中を何度も貫くのを感じ、その度に理性が薄まっていく。
「セバスチャン、すごい・・・締まって気持ちいい・・・」
ヴィンセントはセバスチャンの細い腰をぐっと掴んで、
セバスチャンのよがるポイントをぐいぐいと突いた。
枕に埋まっている顔を上げ、セバスチャンはたまらず
「いい・・・気持ちいい・・・ヴィンセント」
うわ言のように、乱れた吐息まじりで声をたてる。
「セバスチャン、俺に跨って・・・」
ヴィンセントはいったん自身を引き抜いて、
よつんばいになっているセバスチャンの下に滑り込んで
仰向けに横たわった。それからセバスチャンの中に
一気に突きたてた。
「ンン・・・ッ」
セバスチャンは背中を反らし、顔を天に向けて
自らも腰を振りヴィンセントと強く繋がりあった。
「あぁ・・・あぁ・・・、ヴィンセント・・・もっと・・・」
すっかり理性を吹き飛ばして、セバスチャンは腰を動かし
漆黒の髪も揺らし、ヴィンセントを求め続けた。
「セバスチャン・・・なんて綺麗だ」
その様子をずっと見つめていたヴィンセントも、これまで
以上にセバスチャンの動きに合わせながらさらに奥まで突き上げた。
「あ・・・っあぁ・・・もう・・・出る・・・っ」
ヴィンセントの腹の上に真珠の粒のように撒き散らした。
その時の収縮に締め付けられたヴィンセントも、セバスチャンの
最奥に精を放った。びくんびくんと痙攣する刺激に合わせるように
セバスチャンのものもぴくんと揺れていた。

「あ・・・」
我に返り、両腕をシーツについて体勢を変えようとしたセバスチャンは、
自分の左薬指にあったリボンが解けてなくなっているのに気がついた。
「取れてしまっている・・・」
曇った顔にすぐ反応したヴィンセントは、まだ繋がったまま上体を起こし、
一緒にリボンを探した。それはすぐヴィンセントの脇にあった。
さらに上体を起こしてセバスチャンの左手を握り、優しく伝えた。
「大丈夫、何度でも俺が結びなおしてあげる。本物を贈るその日まで」
「ええ、結びなおして?貴方が」
再び薬指に結ばれたリボンを見て、満足そうな笑みをこぼした。
「貴方に贈ったプレゼントのリボンなのに、私も大事なものを手に入れた」

バスローブをまとい、階下から冷えたミネラルウォーターを持ってきた
ヴィンセントを、ベッドで裸のままのセバスチャンは手招いた。
「ヴィンセント。今日はもっと、激しく私を愛して」
「いいの?セバスチャン」 
「私が壊れるくらい抱いて?貴方がいた感触を、ながく身体に残していたい」
「ほんとうに、なんて最高のプレゼントだ。セバスチャン」


朝方まで愛し合って、腰が立たなくなっているセバスチャンを
二日酔いだと思って自宅まで送り届けてくれたヴィンセントの父に、
2人は、申し訳なさそうに笑って礼を言う。

ヴィンセントのいない、自宅のシングルベッドに横たわり、
セバスチャンはしっかりと結ばれている薬指を見ていた。
来るべき本物をする時の、その言葉をぼんやりと考え巡らせながら
まだ痺れる下肢の感覚で、昨晩の嬌態を想い起こし短くため息をついた。
「ああ、いつも繋がっていられればいいのに」

でもクリスマスイブも、ニューイヤーイブも会えるのだから平気。
その時は、またこれを彼に結んでもらおう。
薬指のリボンにキスをして、深く、眠りにおちた。

(続く)


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お誕生日はますますラブラブなヴィンセバ君でした☆
次回は1月更新予定です><
これからもう新刊と連載漫画の執筆予定がギチギチで
なかなかテキスト書く時間が取れず。。。

TOP絵も新しく描きたいところですが、その時間すら
取れず、とりあえず既存絵でアレンジしてみました。
TOP絵は2月のイベント前には描きたいです~。

| ヴィンセバ小説 | 23:15 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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