倫敦橋からの風景

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ヴィンセバ高校生物語 12

*現代パラレル設定ヴィンセバ連載小説(R-18)




ヴィンセバ高校生物語 12



黒髪で長身の彼を最初に廊下で見かけたあの日から、
俺の心にずっとセバスチャンはいたんだろう。
あの3年前からずっと。今もこれからも


今日はセバスチャンの家から東に歩いて2,30分ほどの、
市街外れにある原生林に来ていた。
オックスフォードの中心街はほぼ制覇した位、この夏休みの間に
俺とセバスチャンは頻繁に会っては方々に赴いていった。
夏休み最後には、人目を気にしないでのんびりデートできる
こんな場所を2人で選んだ。

方向がまるで分からなくなるような雑木を掻き分けて、
ざくざくと歩きまわっていた。
さすがに誰もこんなところに来ていなくて、
俺は遠慮なくセバスチャンの手を繋いだ。
8月終わりの昼下がりはまだ少し暑いと感じた。
木陰でいくぶん涼しくなっていたけど、繋いでる手はすぐ汗ばんでくる。
でも構わず俺はそのままでいた。手を離してもすぐ繋いじゃうし。
セバスチャンの指の間に深く自分の指を挟みこませてぎゅっと繋ぐんだ。

ブランケットを広げられるスペースをようやく見つけて、俺達はすぐに座った。
「今月はいろんなところに行きましたね、ヴィンセント」
セバスチャンが厚手のウールのブランケットの上に仰向けに寝転んで、
傍らに座っている俺の頬に細い腕を伸ばして撫でてきた。
俺もセバスチャンの白い頬にそっと触れた。
いつも冷たい彼の頬も今日はほんのり温かく湿り気を帯びた肌だ。
「うん、俺もおもしろかったよ、初めて行った所も、
何度か行った所も、君と一緒だったから」
セバスチャンは俺の首筋まで手を伸ばして、顔をぐいと近づけさせた。
キスしようかと思ったけど、彼の言葉を先にした。
「私はジェリコ(地区)のカフェがおもしろかった。あの雰囲気が」
「え?あの居辛い感じがよかったの?」
「なんだか私と貴方はあそこにいちゃいけない感じが」
「自虐的になったよね。俺はここで生まれ育った人間なのに、
あの地区は違う空間に思えたよ」
「あとはアビンドンから見たテムズ河も良かったです」
「うん、ここから見るのとはまた少し違っていたね」
アビンドンには親戚が住んでいるので、セバスチャンもこの小さな街に
連れて行った。パブリックスクールがある位で何もないけれど、
教会近くから見るテムズ河は、セバスチャンに見せたいと思っていた。
喜んでくれたのが俺も嬉しい。

800px-Abingdon_Berks_St_Helens.jpg


俺はやっと彼に唇を重ねてキスを繰り返した。セバスチャンの両腕が
ぐるりと俺に巻きついてきて、俺は彼の脚に絡まるように体重を預けた。
ダメだ、すぐやりたくなってしまう。
キスしたままセバスチャンのTシャツをまくって手をしのばせた。
「ヴィンセント、だめですって・・・ここじゃ」
セバスチャンが唇をとがらせて止めに入った。
誰も来ないし出来そうな気もするけど、セバスチャンが嫌ならやめる。
でも俺の手はそのままセバスチャンの胸に手を滑らせて、
小さな突起を弄くってしまう。
「ン・・・だめって言ってるのに・・・」
口ではそう言ってもセバスチャンは俺を払い除けないし、
唇が離れた流れで今度は、突起を唇に含んで舌で震わせた。
「んん・・・ヴィンセント・・・」
セバスチャンのジーンズのボタンを外して、すでにいきり勃っている
ものを握って外気に開放した。・・・また嫌がるだろうか?
嫌がっても、もう止められない。念の為、周りを見渡したけれど
まったく人の気配は感じなかった。
「・・・するんですか・・・?」
「口でするだけ。誰もいないから、いいでしょ?」
「もう・・・」
セバスチャン。
どうして君はそんなに可愛いんだろう。
止められないよ。

指でしごきながらセバスチャンのものを口に含んで舐めまわす。
仰向けになっていたセバスチャンは、肘をついて上体を少し起こした。
周りを見渡して誰もいないのを確認して安心したのか、
俺を遮ることなく、そのままの姿勢で行為を続けた。
「ヴィンセント・・・ん・・・なんか・・・」
「気持ちいい?セバスチャン」
心なしかいつもより早くセバスチャンの吐息が強くなっている。
外は刺激的で・・・スリルがあって楽しい。
俺も自分のものを取り出して空気に晒した。
「ん・・・気持ちいい・・・すぐいっちゃいそう・・・」
ずっと口の中で舐めるのをやめて、舌でゆっくりと舐めあげてみた。
部屋じゃない、屋外で、セバスチャンの性器を晒して眺めて舐める。
気持ちよさと、ちょっと困ったような表情が混ざっている
セバスチャンの顔が、いつもと違う。
ああ、このままセバスチャンの中に入れたい。
舌先をくまなく這わせた後は、またぐっと喉の奥まで咥えこんだ。
「ああ・・・!ヴィンセント・・・出ちゃう」
俯きながら顔を左右に小さく振って堪えてるセバスチャンをもっと
見ていたいけど、さらに唇と舌の動きを早めてイかせようと思った。
「や・・・ヴィンセント・・・!」
喉の奥にはじけ出るセバスチャンの精液を全部飲み込んだ。

「セバスチャン、俺のも出して・・・」
両膝でセバスチャンに跨って、彼の唇に押し当てた。
セバスチャンも勢いよく俺のものを唇と舌でしごきだした。
口の中の生温かさと、外気に触れて冷えた温度差と緊張感が
何とも言えない気持ちよさだ。これは本当にすぐ出ちゃいそうな・・・。
「セバスチャン・・・」
後頭部をそっと掴んで、俺は自分でも腰を振ってセバスチャンの喉を突いた。
セバスチャンの漏れる呻き声と、えづかれて苦しそうに眉をしかめる顔が
より美しく見えた。恋人にこんな顔をさせて興奮しちゃって、
セバスチャンに申し訳ない気持ちもわいたけど、好きだからしてしまう。
「ン・・・出る・・・、セバスチャン飲んで・・・」
喉の鳴る音がきこえて、満たされた気分になった。

yngvs15.jpg

「ごめんセバスチャン、苦しかった?」
ほんのりばら色に染まっているセバスチャンの頬をなでてから、
背中を支えてゆっくりを彼を起き上がらせた。
「もうヴィンセントったらこんなところで・・・」
尖らせた唇の形が可愛くて俺は反射的にキスをする。
互いの精液が混ざり合ったキスは、外でするともっと美味しかった。
「夏休み最後の思い出になるね」
「忘れられないですよ、外で・・・こんなこと」
「でも気持ちよかったよね?ドキドキして」
「それは、そうですけど・・・」
「セバスチャンすごく気持ちよさそうで」
そう言うとセバスチャンの頬がさらにばら色なるので
抱き寄せて頬にキスしたら、セバスチャンも俺の頬にキスしてきた。
「・・・でもこれ出しっぱなしだと冷えますね・・・」
「これはしまっておこうか」
セバスチャンの膝に跨るように座っていた俺は、自分のものと
彼のものを一緒に握って、ティッシュでそっと拭いた。
身支度を整えて、また何事もなかったのかのようにブランケットに
座りなおしたら、セバスチャンと目が合って笑いあった。

俺はそれからごろりと仰向けに寝そべった。
セバスチャンが俺の顔をのぞいて、木陰を遮った。
さらりと垂れ下がる黒髪に手を伸ばして指に巻きつけた。
桜貝のような唇で俺に微笑みかけてくる。
「セバスチャン」
無意識に呼びかけた。
俺はくるくると髪を巻きつけた指の動きは止めずにいた。
「ふふ、くすぐったい」
「このまま時間が止まればいいのにね」
「ヴィンセント」

手を伸ばせばすぐセバスチャンに触れられる。
俺にだけに全てを見せてくれる。
乱れた吐息で俺の名前を呼んでくれる。
俺が欲しいと言ってくる。
セバスチャン、
いつまでも君は俺のそばに居て欲しい。
手を伸ばせばいつでも触れられるところにいて。
君を気持ちよくさせたい
いつまでも俺がずっとずっと。

君が知らなかった事を探したい、
2人で見つけて2人だけの秘密にしたい。
セバスチャンの好きなものも
俺が好きなものも全部2人だけのもの。

最初にキスした時の顔も、
初めて指を入れて嫌がった君の顔も
初めて君の中に俺を入れた時の顔も
俺の宝物なんだ。

「ヴィンセント?」
ぼんやりとセバスチャンの顔を眺めてそんな事想っていたら、
心配そうな瞳で顔を近づけてきた。
「セバスチャンのこと大好きだよ」
俺は彼の首筋に腕を回して上体を起こした。
「私も貴方のこと大好きだから」
セバスチャンがほんの少しだけ眉をよせて
口角を上げて俺に愛の言葉を囁く。
紅茶色の瞳に俺だけが映っている。
他の何もかも映さないで俺だけを

yngvs16.jpg

来週から最終学年が始まる。
大学受験に向けて、もうこんなに会えないんだ。

俺はセバスチャンを力いっぱい抱きしめた。
「明日・・・これからの事話し合おうか?でも、今日はこのままで」
セバスチャンもぎゅっと抱きしめ返してきた。
今日のセバスチャンは俺を気にしている。
外でしたのだって本当はいやだったのかもしれないのに・・・
そんな気持ちにさせてごめん。
明日、俺が言うこと君はどう受け止めるだろう。
上手く伝えられるだろうか?
俺は、君の嬉しい顔が見たい・・・。


(続く)


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また久しぶりの更新になってしまいました12話でした!

今回はヴィンセントくん視点で夏休みのひとコマを
書いてみました。

高校生たちもお受験生CPになってしまうわけですが・・・
話し合いはスムーズに行くのでしょうか!?


それから無事セバセバ原稿、OKいただきました☆
あとは夏の発行を待つのみでございます~!
たくさんセバスチャンが読めるのかと思うと=3
めっちゃ楽しみですよね~(*´∀`*)♪

ではこれからヴィンセバ漫画の4章のネームをまとめて
明日・・・には4章表紙をUPして連載開始できたらなぁと思います!
こちらも引き続きよろしくお願いいたします~☆

| ヴィンセバ漫画 | 20:43 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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