倫敦橋からの風景

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ヴィンセバ高校生物語11

*現代パラレル設定ヴィンセバ連載小説(R-18)




ヴィンセバ高校生物語 11




いつも寝起きは悪くないけど、今朝は特別スッキリと目覚めた。
自分の誕生日を心待ちにして早起きするなんて、子供みたいだけど
今年は、彼がいるから。
ヴィンセントはまだ寝ているだろう。約束の時間まで何回も
荷物の確認をしてしまいそうだ。
でもちゃんとレポートも仕上げておかないと。

親には今日は彼の家に泊まることを告げて家を出た。
彼の家に泊まりに行くのは既にいつもの事の様に扱われる。
もう誕生日だからといって特別お祝いしなくてもいい。なんて
親には言ったけれど、何より心待ちにしているなんて内緒だ。

バスに乗りこんで、ヴィンセントにメールを送ると、
バス停で待っているとすぐ返信が来た。
降りるバス停が近付いてきて、窓から前方をのぞくと
彼の佇む姿がぼんやりと見えた。
私は嬉しくなって、すぐ降車口まで移動して、ドアが開いたら
目の前にいる彼の元にかけ降りた。
ヴィンセントが私の手を握って抱きしめてきた。
「セバスチャン、お誕生日おめでとう」
背中をぽんぽんと叩かれ、私は小声でありがとうと答えた。

彼の家には両親はおらず、私たちはすぐ彼の自室へ向かった。
もう何度来たか分からないほど、勝手知ったる彼の部屋。
ふたりでソファに腰掛けて、一息つく間もなくキスをした。
「ヴィンセント、会いたかった」
「俺もずっと待ってた、今日を」
「17の最初の日は貴方と過ごすって決めていたから」
「今日が土曜でよかったよね、セバスチャン」
昨日も学校で一緒だったけど。学校では密着できないから
やっぱり今日は早く会いたかった。

「はい、これセバスチャンに。お誕生日おめでとう 」
ヴィンセントがテーブルにおいてあった箱を私に手渡した。
「これ・・・グッチのクロノグラフですよ?こんな高いもの・・・」
「ちゃんと自分の小遣い貯めて買ったんだよ?ほら、俺もお揃いだよ」
彼は同じ腕時計をはめた左手首をかざして、にっこりと微笑んだ。
「お揃いなんですね。・・・嬉しい、ヴィンセント。ありがとう」
「これなら学校にもしていけるし、いいでしょ?はめてみて?」
箱から取り出して腕にはめてみると、不思議とぴったりのサイズに
なっていた。
「あ、もうちょうどいい長さになってる」
そう言うとヴィンセントが私の左手首をきゅっと握って
「ふふ、俺もうこうしてセバスチャンの手首の太さはかってたもの。
ちょうどいい長さにして貰えてよかった」
「もう、貴方ったら・・・」
今度は長く、深く、舌を絡めてたっぷりとキスを交わした。

それから彼の肩にもたれて、ヴィンセントの腕は優しく私の肩を
包みこんだ。
6月の午後の西日が穏やかに部屋を明るく照らす。
私は、自分の部屋よりここが落ち着く。
ほどよく広くて静かで、なによりヴィンセントの匂いがする。
彼もよく私の部屋に遊びに来るけれど、やはりなんだか落ち着かない。
狭いし、泊まれないし。
彼は静かにしなきゃいけないのが楽しい、なんておどけて言うけれど・・・。
「いい匂いがする・・・貴方の・・・」
私はヴィンセントの肩にすっかり頭をもたげて、身体のちからを抜いて
彼にもたれていた。

yngvs14.jpg


「・・・あれ・・・?」
「ん?起きた?セバスチャン」
・・・私はそのまま彼にもたれて眠ってしまったらしい。
「私・・・どれ位寝てました・・・?」
「ん~20分も寝てないんじゃないかな」
ヴィンセントは揃いのクロノグラフをチラッと見て答えた。
「すぐ起こしてくれればよかったのに」
「スゥスゥ寝息たてた可愛いセバスチャン起こせないよ」
「腕、しびれてないですか?重かったでしょう?」
「ううん、平気だよ」
彼の穏やかな笑顔を見ると、とろけるようにスッと力が抜けてくる。
「今朝、ちょっと早起きしちゃったから・・・」
そう言うとヴィンセントがまわしていた腕をぐいっと私の肩を抱き寄せた。
顔が彼の胸に埋もれて息が苦しい。
「セバスチャン可愛い」
「貴方ったら、私も男ですよ?可愛い可愛いっていつも言う」
自分ばかり、いつもそんな風に言われるのはまだ抵抗がある。
ヴィンセントは少しだけ真顔になって、でもまたすぐいつもの
ほんの少し笑みを浮かべた顔になった。
「可愛いから可愛いって言ったらセバスチャンはイヤ?
嫌なら言わないようにするけど・・・その代わり・・・」
「その代わり、なんですか・・・?」
「可愛いって思う度に君を抱きしめてキスしちゃうけど、いい?」
「・・・部屋の中だけなら・・・」
私がちょっとだけしかめ面でこたえたら、ヴィンセントがふふっと笑って、
黙って私を抱きしめて、それから頬にキスしてきた。
「こんな風だけど、いい?セバスチャン」
「・・・いいですよ・・・?」
本当にいいのかな、とてもせわしそうな気がする。
私はいつも抱きしめられていそう。

「今日はね、セバスチャンの身体をきれいに洗ってあげる」
「いつも、洗ってくれるでしょう?」
「今日はもっと丁寧に、隅々まで洗ってあげる」
「なんだか、恥ずかしいですねそれ・・・」
「そう?誕生日なんだしいいじゃない。気にしないで?」

ヴィンセントの両親に特別に気を遣ってもらうのも悪いので、
彼には誕生日である事は言わないでもらっていた。
夕方に戻ってきた彼の両親には、いつものように挨拶をして
夕食をいただいた。両親と私達の4人で食卓を囲むのも
今となっては、とても自然な感じになじんでしまった。
彼らは私達をとても仲の良い友人だと思っているのに、
本当の関係を知ってしまったら、どうなるのだろうか。
うちの両親はいい顔をしないだろう。本当の事はまだ言えない。
・・・言う必要も、今はないけれど。

部屋に戻って、ヴィンセントはバスタブに湯をはりだした。
ふかふかの白いバスローブとタオルを用意してから、
私の着ているシャツのボタンをひとつひとつ外しだした。
ジーンズも下着も全部、彼がていねいに脱がしてくれて
まるで私は王様にでもなったような気分だ。
バスタブに入ってから、ヴィンセントは私の首筋から鎖骨、
胸にかけて舌を這わしてきた。かたくなった胸の突起は
舌で転がされ、吸われ、もうのぼせそうになる。
「ヴィンセント・・・今日は、洗ってくれるんでしょう・・・?
もう、そこばっかり・・・」
舐めて綺麗にしてるんだ、とでも言うんだろうな。
「ああ、ごめん、やっぱり目の前にあるとつい・・・」
・・・そうやって無意識に私のからだに吸い付いてくる彼も
可愛いと思った。可愛いって思うのは止められないものなんだな。

ヴィンセントは、たっぷりの泡を手のひらにのせた。
ゆっくりと私の首筋から肩、脇、腕と撫でるように泡を滑らせ、
指先の間まで、くまなく手先を動かしてきた。
気持ちよくて、バスタブにもたれてまた眠っちゃいそうになった。
いけない、ほんとうに今日はうっかり早起きして失敗した。
夜は・・・ヴィンセントが寝かせてくれないから、平気。
「セバスチャンは俺の眠り姫みたい」
「姫じゃないですよ・・・」
「でも俺のお姫様みたい、今日は・・・。とってもかわ・・・おっと」
ヴィンセントはまた可愛いと言いかけて、にやりと笑った。
そしてまた頬にキスして、抱きしめてきた。
バスタブのお湯がざばっとかかって、私のからだの泡は残らず
さっぱりとなくなった。
「ここも、きれいに洗おうね」
お約束のように、私の下肢に手を伸ばした。
ヴィンセントは私をバスタブのふちに座らせ、まだ柔らかい
私のものを口に含んだ。
「んん・・・そこも、洗うんでしょう・・・そんなにしたら・・・」
彼は上目遣いに私に微笑んだ。唇を離して言った。
「ほら、大きくした方がもっと隅々まで洗えるじゃない。
だから、俺の舌で感じて、セバスチャン」
ひどい、恥ずかしいと思っても私のそれはしっかり反応している。
唇と舌でしごかれ、かたく大きくなると、ヴィンセントは
今度は泡まみれの手でそれを優しくしごきだした。
「だめ、出ちゃうから、そんなに動かさないで。それはまた後で・・・」
「ふふ、わかった。じゃ、ここもきれいにするね?」
ヴィンセントが私の尻をつかんで、するりと指をしのばせてきた。
でもそこはくちゅくちゅと指を少し動かしただけで抜いて、
太腿から膝、脛とどんどん泡をのせて洗い続けた。
足の裏は少しくすぐったくて、反射的にもじもじ動かしたら
ヴィンセントは笑って、しっかり掴まれてしまった。
でも彼はちゃんと足の指先まで泡をていねいに洗ってくれた。
体中を優しく泡で撫でられて、それだけで気持ちがいいけど、
ヴィンセントから大事にされているっていう想いで
胸のなかが震えるように満たされている。

「ヴィンセント、ありがとう、すごく気持ちよかった。嬉しい」
肌触りの良いバスタオルで、とんとんと拭いてくれている彼の
肩にそっと腕をまきつけた。
「じゃあ続きはベッドで」
誘う時のヴィンセントの瞳に、いやでも引きずり込まれる。
私を欲しているから。
私も、彼の瞳を見つめて私だけを映す。
「今日はセバスチャンの好きな体勢でやろうか?なにがいい?」
「ンン・・・」
ベッドに横たわって、ヴィンセントのローションで濡れた指先が
早くも私の中に入り込んできた。
「このまま、で・・・」
「ふふ、わかった」
ゆるく勃ち上がった私のものを咥えて、なかの指もうごめきだす。
「いい香りがする。セバスチャンの香り」
「やだ・・・そんなところの匂いなんて」
「どうして?とってもいいにおい。俺しか知らないし」
「私だって、知る事が出来ませんからね・・・」
「そう。だからね、特別な香り」
「ん・・・私も、貴方の香りを知ってる・・・」
「うん、また確かめてね?」
「ああ・・・っん・・・!」
ヴィンセントのものが私のなかに入ってきた。
「セバスチャンが17になって初めてするね」
「ええ・・・貴方が17になった時も・・・・私とすぐしたでしょ・・・う」
「18になっても、すぐ・・・させて?」
「もちろん・・・19も・・・20も、ずっと、です・・・」
「うん、ずっとだ・・・」

「ヴィンセント?」
「ん?なあに・・・」
私は、この日にしようと決めていた事を彼に告げる。
「今日は・・・私の中に出して?」
ヴィンセントの顔をまっすぐ見つめた。彼の反応を知りたい。
「いいの?」
見開いたきれいな彼のその瞳を見たかった。
「私の中でイッて・・・?」
「セバスチャン」
ヴィンセントが勢いよく私の唇を塞いで、私の舌を絡め取る。
「んん・・・っんん・・・!ンぁあ・・・」
腰をぐっと掴まれ、彼がよりいっそう激しく腰を振り、私をゆさぶる。
このままぐちゃぐちゃにとろけるように2人でイけたらどんなに
気持ちいいんだろう?
「ヴィンセント・・・もっと・・・愛して」
「俺のお姫様は欲しがりで・・・可愛いね」
「お姫様じゃない・・・、もう、また言う・・・」
でも、繋がっている時に言われるのは、・・・イヤじゃない。
「セバスチャン・・・ああ・・・もういきそう。君もイって・・・?」
「いや・・・ああ、そんなにしたら・・・んんーーっ」
ヴィンセントが私のものを手で扱きだして、私は背中を反らして堪える。
堪えるけど・・・、
「ああ・・・ヴィンセント、いっちゃう・・・っ貴方も来て・・・!」
「セバスチャン、出すよ・・・いいね・・・?」
「あ・・・出る・・・ヴィンセント・・・!ああっ・・・」
私が先にイッてしまうと、彼も顔を少し歪めて、激しく腰を数回突くと
ビクビクと、私の中に熱いものが流れて込んできたのを感じた。
これが・・・そうなんだ。

「セバスチャン、中に出しちゃったよ・・・」
ヴィンセントはまだちょっとすまなさそうに言った。
「ううん、気持ちいい・・・」
「もう少し、このままでいよ?」
「ええ、まだ私の中にいて」
互いの乱れた呼吸を肌で感じながら、ぎゅっと繋がったままでいた。
私はヴィンセントの少し湿り気ある髪を一束ゆるく指にまきつけたり
撫でたりした。ヴィンセントは、私の首筋に顔を埋めて、キスを
繰り返していた。

「あ・・・」
ヴィンセントがまた我に返ったように呟いた。
「どうしたんですか?」
「このキスマーク、シャツ着ても見えちゃうかもしれない・・・」
彼が首筋のその部分の痕を押して私に教えた。
「・・・ふふ、いいんです。月曜日までには薄くなるだろうし・・・。
いいんです、見えても」
「見えてもいいの?」
「私にはそういう恋人がいるって分かってもいいでしょう?」
「じゃあ、俺にもつけて?」
ヴィンセントが首筋を私の唇に押し付けてきた。
「んん・・・っ」
彼の首筋にも私をしっかり刻んだ。

「あの・・・それで」
ヴィンセントがまた、口ごもりながらきいてきた。
「俺が、きれいにしていい?」
「あ・・・」
そう、終わった後は、きれいにしないといけなかった。
なんとなくそこまでは想像を避けていた。

ヴィンセントがずるっと自身を抜き出すと、私の中から
彼の出したものがトロトロと流れ出てくるのを感じた。
「ん・・・・」
これは、嬉しいけど・・・恥ずかしさもこみ上げてくる。
出てくる場所がやっぱり・・・いやでもそう感じる。
そのうち、慣れてくるものだろうか?
「あっ・・・」
ヴィンセントの指が入ってきて、奥から撫でまわして
指先でかき出している。まだ残ったものが、体外に
出てきて内股に伝い落ちてくるのが分かった。
「・・・平気?セバスチャン」
「・・・大丈夫ですよ・・・」
「やっぱり、まだ外で出そうか?」
濡れたティッシュで拭きながら、彼が心配そうにたずねた。
彼に、そんな顔をさせてしまってる自分がいやになった。
「いいえ、これからも私の中でいって?」
「ほんとに?無理してない?」
どうしたら伝わるだろう。強く彼に抱きつく事しか出来ない。
「してない。貴方が大好きだから私の中で気持ちよくなって?」
ヴィンセントも、きつく私を抱きしめてきた。
「セバスチャンの中すごく気持ちいいよ。ずっと繋がっていたい。
俺が、いつもきれいにするから」
「ヴィンセント」
返事をするのは、少し恥ずかしかったので名前を呼んだ。

でも、これでまた私達の距離は縮まったようで、気分はいい。
「17歳のセバスチャンも愛しい」
「貴方も愛しい」
「ずっとこうしていたい。早く卒業して独立したい」
「独立・・・?」
「君と一緒に暮らしたいから」
「ヴィンセント」
その言葉をきいて、胸の鼓動が一気に強くなった。
ヴィンセントも、そう思っていたんだ。
一緒に、暮らしたい。いつ実現できるだろう。
「まずは、大学に受からないといけませんね・・・」
「もう来年だもんね、受験」

私たちはほぼ1年後に統一試験を受験をして進路が決まる。
ヴィンセントは選択科目がだいたい同じだからクラスも一緒だったけど、
実はまだ受験の話は彼としていなかった。ヴィンセントも
その話題は振ってこなかった。
それぞれの希望大学の距離が離れていたら、会えなくなる。
私は、それとなくロンドンに留まる予定でいる事は言ってあるから、
あとはヴィンセントの選択次第だけど・・・。
ヴィンセントの望む進路を邪魔はしたくない。
でもずっと一緒にいたい。

これから夏休みに入って9月の新学期には最終学年になる。
たぶん、今までのようには会えなくなるだろう。
そんな事を考えると気持ちが暗くなって、不安になる。
それでも、ちゃんと彼と話し合わないといけない。

ヴィンセントが私をじっとみつめて、優しく髪をなでながら
ぎゅっと抱きしめてきた。
「セバスチャン。夏休みは、また旅行に行こう?
地元で行ってない所も、まだいっぱいあるから沢山デートしよう」
「ええ、行きましょう。ふふ、今日は夏休みの予定を
立てましょう?楽しみですね」

夏休みまではこのまま未来の分からない、ふわふわの関係で
繋がっていましょう、ヴィンセント。
2人一緒にずっと夏を過ごしたら、耐えられるから・・・きっと。


(続く)

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