倫敦橋からの風景

英国在住の黒執事ファンによるサイト。 英国ならではのコンテンツあります。

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Lush Deal 5 (最終話)

Lush Deal 5(最終話)



静かに密やかに時はヴィンセントを蝕みながら緩く流れてゆく。


「なあ。セバスチャン。今も俺の魂を欲しいと思うか」
ヴィンセントは横に寝そべっているセバスチャンの耳元で呟いた。
セバスチャンはそのままゆっくりヴィンセントに顔を向け、
ヴィンセントの瞳を間近にとらえた。ニッと口を開き小さな牙が隙間から出る。
「そうですね。美味しそうです」
それを聞きヴィンセントはセバスチャンの耳たぶを唇で挟み、軽く耳たぶを
揺らすように唇を動かした。
「じゃあ、俺の魂をくれてやっていい。その代わり、息子を決して
裏切らないで欲しい。いいか?これは契約じゃない。取引だ」
セバスチャンはぴくっと眉を動かした。
「取引、ですか」
「言葉の違いはどうでもいいのさ。要するにそういう事だ。
悪くないと思うが、どうだ?」
ヴィンセントはいつもの、優しく微笑みながら有無を言わせぬ物言いで
セバスチャンに問いかける。答えはきくまでもないように。
「分かりました。結構ですよ。貴方の魂を頂いて、坊ちゃんには
誠心誠意、これからもお仕え致します」
「本当だね?」
セバスチャンの顎をくいっと掴んでその赤い瞳を見据えた。
「私は、嘘はつきません」
セバスチャンはにっこり微笑んだ。
「ならば、取引成立だな」
そのままセバスチャンの唇を塞ぎ舌を絡めた。
「成約のくちづけですか?」
「・・・いや。キスしたかっただけだよ。いつもと変わらないだろう?」
ヴィンセントはかすかに笑いながらセバスチャンの頬をそっと撫でる。
「おや。では、これは私から」
そう言うとヴィンセントの頬を引き寄せ再び唇を重ねた。今度は、互いの唾液を
飲み込むまで念入りに舌を絡め合わせる。
「うん?悪魔の取引のくちづけかい?」
艶めいた唇を舐めながらヴィンセントはセバスチャンの唇に指を這わせ、
その唾液で唇をなぞった。
「ええ、そうですよ」
ヴィンセントが這わせていた指をとらえ、口に含み牙でくっと噛んだ。
「ん!」
指先から血が滲むように溢れ、そこに赤い珠が出来たところで
セバスチャンが舌でそれを舐めとった。
「やはり美味しいですね、貴方の血は」
「お前は吸血鬼じゃなくて悪魔なんだろう?悪魔も血を好むのか?」
「好きですよ。吸血鬼と違って飲みたいわけでも必要でもありませんけどね」
「ふうん。まぁいいさ。美味しいなら結構。約束は守れよ?」
セバスチャンを一瞥し、ヴィンセントはそのまま眠りに落ちた。
病にやつれたその顔をセバスチャンはそっと撫でる。
(これは、近いうちに取引しなければいけないようですね・・・)

体が思うように動かないのが嫌なので専ら部屋で仕事を片付けていた
ヴィンセントだったが、その仕事も引き継ぎの為の書類作成に
最も時間を割いているようなものだった。
自分の命がいつ果てようと、それはこの家を継ぐ者として生まれてきてから
覚悟している事ではあるが、実際、子供がいるとそれは気懸りではある。
ヴィンセントはしごく変わらず振舞っているつもりでいたが、
勘のよい息子は薄々それを気にしているのだろうと思う。
(さてと。)
ふうーっと長いため息をつき、背もたれに体重を委ね目を閉じる。

ヴィンセントはその晩、シエルを自室に呼び出した。
シエルは、父が自分を呼び出すことは滅多にないのでこれは、
たぶん自分の考え通りの展開になるのだろうと父の部屋へ行く足取りは
軽くはならなかった。
セバスチャンと父が何か関係しているような疑惑も拭えない。
どちらも決して表には出さない事ではまるで同じなので
まだ自分が父に取るべき態度をかためらないままドアをノックする。
「入りなさい」
いつもの柔らかい父の声がした。
「お父様。何か御用でしょうか」
シエルは少しかしこまって父の前に立つ。改めて近くでよく見る父の姿は以前にも増して
儚く見えるのは受け入れるべき現実なのだった。
「シエル。ちょっと話を聞いてほしい」
ヴィンセントはアームチェアから身を乗り出す。シエルは動悸が激しくなるのを感じた。
「私はね、もうそう長くはないんだ。たぶん、本当にもうすぐ。
だから、お前にはこの家をしっかり継いでもらわなきゃいけないんだ」
ヴィンセントは言葉を濁すことなくシエルに伝えた。
シエルは、予想していた言葉とはいえ、いざそれを父から直に聞くのは
さすがに胸を刺した。
「爵位や家業もそうだけど、裏の仕事がね。お前にはまだ早いとは
思うんだけど、私がいなくなったらお前が引き継ぐしかないからね。
・・・でも、あの執事が一緒ならそれも大丈夫だろう?」
「え・・・」
自分とセバスチャンの関係を父に知られているのだろうかとシエルは
言葉に詰まった。あのセバスチャンが父に言うはずないのは分かっているのだが。
「お父様、なぜ今そのような事を・・・、それはまだずっと先の話でしょう」
シエルは声を震えさせないように話そうとしても、声は感情に正直に出る。
ヴィンセントは、シエルの腰に手を伸ばし、ふわっと身を引き寄せ
昔のように優しく背中を抱きしめた。シエルは久々に伝わる父の手の温もりを感じて
涙が零れ落ちてきた。
「泣かないで、シエル。遅かれ早かれ迎える日なのだから。お前だって
この家を継ぐ者としてそれはいつも覚悟していた事だろう?ん?」
ヴィンセントは優しくシエルの頬をつたう涙を拭った。
「シエル、愛しているよ。いつでも君を見守っているから」
シエルの薔薇色に染まる頬にそっとキスをした。
「僕は・・・まだ・・・お父様と過ごしたいです・・・だから・・・」
それ以上の言葉を言うのも聞くのも辛い2人は、黙って見つめあった。
しばらくの間の後、ヴィンセントは立ち上がり、シエルの動かない重い歩みに、
背中をそっと押し、部屋に戻るように促した。

父の部屋を出たシエルはそのまま急ぎ足で自室に戻り、セバスチャンを
呼び出した。
「セバスチャン、お前は父の事分かっているんだろう?父は・・・、
僕に別れの言葉を言ってきたぞ」
やっと涙がひいた潤んだ瞳でセバスチャンを睨みつける。
「おや、左様でございますか・・・。旦那様はご自分の病を気にして
坊ちゃんに予めお伝えしておきたかったのでございましょう」
セバスチャンはいつもの様に態度は変わらず、シエルに着替えを施し始めた。
「お前が、父をなんとか出来ないのか?」 
セバスチャンはクスリと笑って答える。
「お父様が恋しいのですか? あいにく、魂を奪うことはいつでも出来ますが
寿命までは自在には操れませんよ。私は悪魔ですから」
シエルの着替えが終わりベッドへ促した。
「さあ、ホットミルクをお飲みになってごゆっくりお休みください。
気持ちを落ち着かせませんと、よくお眠りになれませんからね」
いつもの習慣のホットミルクを手渡され、シエルは素直に飲んだ。
本当にこのままでは眠れないだろう。だが、ミルクを飲み干して
枕に頭を沈めると同時にシエルの意識は遠のき、そのまま眠りについた。
セバスチャンはその様子を確認し、シエルの頬に手をあてる。
「すみません、坊ちゃん。旦那様は今晩、私をお呼びなのですよ。
どうかこのまま朝までお眠り下さいませ」
睡眠薬を混ぜたホットミルクのマグカップを持ち去り、セバスチャンは退室した。

「シエルは大丈夫だったかい?」
すでにベッドの枕にもたれていたヴィンセントは部屋に入ってきた
セバスチャンを手招いた。
「ええ、ぐっすりお休みになっておられますよ」
「ならば結構。取引は今晩実行したいからね。さあ来るんだ」
セバスチャンのネクタイを掴み、しゅるっと解きながら自分のそばへ
引き寄せた。セバスチャンはクスッと笑いながらさらにベストを脱いだ。
「そんなに焦らずともまだ夜は長いですよ」
それでもヴィンセントはお構いなしにセバスチャンの服を脱がせ続ける。
「こうしてお前とfuckするのも最後だからね。せいぜい楽しまさせてもらうよ」
ヴィンセントはセバスチャンを組み敷き、首筋に唇を落としゆっくりと舌を鎖骨まで這わし、
またきつく吸い付いた。
「まぁ、魂の受け取りサインみたいなものだ。後で好きに消せばいい」
「ふふ、今日は消してもよろしいのですか?」 
ヴィンセントはもう片方の鎖骨にも薔薇色の痕をつけた。
「どうせこの後は息子のところへ行くんだろう?構わないよ。俺はもういない」

それから乳首を舌で転がし吸いつき、腕はセバスチャンの膨らみだしたものへ向う。
ゆるやかに指で包み込み動かしだす。硬くなりだした頃合いにヴィンセントは
舌を筋から先端へ動かし、口に含む。別れを惜しむかのようにねっとりと舌を
這わしてゆく。
「ヴィンセント、そのまま出していいですか・・・」 
セバスチャンがたずねるとヴィンセントは口から離し、ニヤリと笑う。
「今日はちゃんと聞くの?いいよ。全部飲んでるでしょ俺は、いつも」
再びそれを口に含み、いっそう舌の動きを執拗に絡めていった。指は、
セバスチャンの中へ入りこむ。
「ん・・・っ・・・出る・・・!」 
溢れ出る精液をヴィンセントは喉に流し込み、まだピクピクと動くセバスチャンのそれを
ちろちろと舐めあげた。セバスチャンの中に入れたままの指はさらに奥まで差し込み
ゆっくりと解きほぐす。絶え間なく続く快感にセバスチャンは眉をひそめ、吐息をもらす。
「その顔も見納めだね。もっとよく見せて?」
ヴィンセントは片方の手でセバスチャンの頬をつかみ、唇を重ねた。
それから指は入れたまま、仰向けになっていたセバスチャンの体をうつ伏せにし
少しずつ自分自身を押し挿れた。いつもと変わらず締めつけられる快楽に
ヴィンセントは吐息を荒げ、セバスチャンの腰をぐっとつかんで動きを早める。
「ああ・・・ヴィンセント・・・もっと、もっと突いて・・・」
「悪魔の、おねだりか?お前も、今日はいつになく素直なんだね・・・?」
「私は、いつでも・・・快楽に従っているだけです・・・よ・・・、ンッ!」
これが最後だという想いが互いに募っているせいか、かつてなく激しく求め合うように
体をきつく繋ぎあう。自分の腰の動きと共にセバスチャンのものを掴んだその手の
動きも早まる。
「ほら・・・、イクよ・・・!」
「ンッ・・!ヴィンセント・・・」

共に吐精したのち、ヴィンセントはどっさりと仰向けに寝そべった。
セバスチャンは、黙ってベッドサイドに置いてあるガラスのジャーからグラスに水を注ぎ
ヴィンセントに差し出した。
「どうぞ」
ゆっくりと上体を起こしグラスを受け取り、一気に飲み干した。ヴィンセントは
大きく息を吐き、グラスをセバスチャンに差し出し、またベッドに倒れこんだ。
セバスチャンはヴィンセントに覆い被さるように体にまたがった。
「ねぇ、ヴィンセント。次は、私が貴方を抱いてもよろしいですか?」
「お前が・・・?俺を抱きたいの?」 
ヴィンセントは気だるく微笑んでたずねる。セバスチャンの瞳が赤く光り、口角が上がる。
「ええ・・・、魂をいただく前に、抱かせてください。ヴィンセント」
「魂は・・・どうやって取るんだ・・・?」
「こちらから、いただきます」 とヴィンセントにくちづけする。
そのまま舌を絡めあい、何度か、唇を軽く離してはまた触れ合いさせた。
セバスチャンの赤い舌はそれからヴィンセントが自分にしていたように
耳からあご、首筋へとべっとりと這わせ動かしてゆく。
乳首を舌でチロチロとふるわせて、吸い、ヴィンセントは吐息をもらす。
それからセバスチャンの指はゆっくりとヴィンセントのなかに入っていき、
ゆっくりと丹念に動かし、自分のモノを受け入れられるまで刺激を与え続けた。
「ヴィンセント・・・入れますよ」
いつも黙って挿れられてしまう自分の時とは違いセバスチャンは伺いを立てる。
もちろんモノの先端はすでに入っているのだが。
「ああ、来い・・・」 
ヴィンセントはセバスチャンの腰を掴み、引き寄せる。
徐々に奥に入ってゆくにつれ、ヴィンセントの顔は挿入の痛みと快感に襲われ
瞳が細まり、潤んでいった。ゆっくりとようやく深く奥にたどり着く頃
ヴィンセントはセバスチャンの乳首をつまみ、指で弄んだ。
「ふふ、やめてくださいよ」 
セバスチャンは笑っていったん奥にまで入ったものを浅く引き抜き、またぐっと奥へ貫いた。
「ん・・・!」
「ああ、貴方の中もとてもいいです・・・」
「そうだろう・・・?ふふ、もっと、来いよ」 
ヴィンセントの笑みは普段のあの含みをもった勝気な口元になっている。
「ふふ・・・ほら・・・どうです・・・?私のこれは」
「んっ・・・もっと、いけるだろう?」 
ヴィンセントの煽りにセバスチャンはさらに腰の動きを早めていく。
シエルのまだ小さい蕾に比べて動きやすいヴィンセントのなかで、セバスチャンのそれは
卑猥な水音とともに激しくなった。
「あ・・・セバスチャン・・・!」 
セバスチャンの腰をつかむ手に力が入る。
「ん・・・イきますよ、ヴィンセント・・・」 
セバスチャンはヴィンセントのなかに、ヴィンセントは己の腹に精液を吐き出した。

「ああ、もうこれで満足した。取引、始めていいよ」
繋がったままの体勢で、ヴィンセントはセバスチャンを促す。
「本当に、今晩いただいてもよろしいのですね?」 
念を押す。
「いいよ」
「まだ貴方、生きていられますけど」
セバスチャンは改めて確認する。ヴィンセントは仕方なく、答えてやった。
「俺は、男であるうちに逝きたいのさ。動けなくなった哀れな姿は誰にも晒したくないんだよ」
「左様でございますか」
未だ繋がっていながら、セバスチャンの言葉はすでに業務的なものになっている。
ヴィンセントはニヤリとしながら言う。
「ねぇ、悪魔の顔を見せてよ?」 
セバスチャンはその言葉に一瞬かたまるが、すぐその言葉に応え、赤い獣のような眼を光らし、嗤う。
「うん、いいね、その眼。俺を喰らう眼だ。さあ、どうぞ?」
「では、ヴィンセント。貴方の魂、いただきますよ?」
セバスチャンはぐっと顔を近づける。ヴィンセントは笑みを浮かべたままそれを迎える。
「ヴィンセント。最後に、私の名前を呼んで?・・・それが、合図ですよ」 
ヴィンセントは、すっと息を飲んだ。
「・・・セバスチャン・・・」 
柔らかく、呼びかけた。セバスチャンは微笑みながらヴィンセントと唇を重ねる。
「ん・・・!」
ヴィンセントはいつもの様に舌を絡めているのに息を吸い取られているような
苦しさになり、そのまま互いの舌を絡めたまま、意識が薄らいでいくのを感じた。

セバスチャンはゆっくりとヴィンセントの中に入っていた自身を引き抜き、
動かなくなったヴィンセントの体の姿勢を直し、きれいに体を拭っていった。
「美味しかったですよ、貴方の魂。抱かれた時間も、楽しめました」
そっとヴィンセントの頬を撫で、セバスチャンはさっと着替えを始めた。
「・・・我が主の魂は、さぞかし美味しくなる事でしょうね」


朝になり、セバスチャンはいつも通りの時刻に主の部屋へ向かう。

「坊ちゃん。お目覚めの時間ですよ」

睡眠薬はごく微量だった為、シエルは余計な睡魔に襲われることなく目を開けてゆく。
「うん・・・今日の紅茶はなんだ・・・」
半分覚醒しながら目をこすり、体を伸ばす。
「坊ちゃん。旦那様が、本日お亡くなりになりました」
セバスチャンは業務連絡のようにそれを伝えた。
その言葉でシエルは一気に目が覚め上体を起こす。
「な・・・!本当なのか!?」
「ええ、静かに・・・眠っているように」
「嘘だ・・・、そんな早く・・・昨日はそんな風には・・・」
シエルは頭を抱え、すうっと血の気が引いてぴくりともせず、うずくまった。
「坊ちゃん」
セバスチャンはそっとシエルの両肩をつかむと、シエルはぎゅっとセバスチャンを
引き寄せその胸に頭を埋めた。
「父様・・・父様が・・・」 
うわ言のように言葉をつぶやき続ける。
「嫌だ!何でだ!お前がいるのに!」 
突然堰を切ったように、シエルは叫んだ。セバスチャンはシエルを抱きしめる。
「坊ちゃん。私にはどうしようもない事でしたから・・・」
(それが、取引内容ですからね・・・)
「お前が・・・!」 まだ収まらないシエルの慟哭にセバスチャンは唇でそれを塞いだ。
ゆっくりと優しく舌を絡め、シエルの舌がそれに応えるまでくちづける。

ようやく、シエルの舌がセバスチャンに絡みつき、2人はそのまま長くそれを味わった。
「・・・ッはぁ・・・!」
シエルは唇を離し、セバスチャンの腕をほどき、唾液を袖で拭った。
「・・・落ち着かれましたか?」 
穏やかな口調でたずねる。
「ああ・・・」
いつもの憮然とした口調の応えにセバスチャンは微かに笑う。

(本当は、こいつが父様を殺めたのかもしれない。)
(だが、このくちづけから感じる温もりが確かなものだとしたら)
(僕は、こいつを使ってこれから独りで始めなくてはいけない)
(こいつが、僕の魂と引き換えに僕の望みを叶えるのならば)

「セバスチャン。着替えを用意しろ」
それを聞きセバスチャンはにっこり笑って丁寧に支度を始めた。
いつも通りに全ての着替えを執事にさせながらシエルは言う。
「セバスチャン」
「はい」
「分かっているな?父様を護る項目はなくなったが。まだ残っている
契約内容を、お前は忠実にやりぬくのを」
ヴィンセントと同じ色で同じように睨みつけるその瞳を見つめ
セバスチャンはふっと息がこぼれる。
「こちらをどうぞ」
ヴィンセントの指から抜いたファントムハイヴ家当主が身につける
青い石の指輪をセバスチャンは取り出し、シエルの親指にすっとはめた。
シエルはそれをじっと見つめ、ひと呼吸おいた。
「セバスチャン。今日からファントムハイヴ家当主はこの僕だ。
そしてお前は、僕の執事だ。これからも。」
セバスチャンは微笑んで跪く。
「Yes, my lord. 誠心誠意お仕え致します。最期まで-」





シエルとセバスチャンは先代の墓石の前に佇む。
ずっと黙っている主に、セバスチャンは話しかけた。
「坊ちゃん」
「・・・なんだ」
「いい、お父上でしたね」
「お前が言うか。嫌味ばかり言われていた癖に」
「そうでしたね」

空を見上げてセバスチャンは微笑んだ。



Lush Deal (The End)






++++++++++++++++++++++++++++++++++++

最終話だけ長くなってしまいました~。
2つに分けてしまう部分でもないので繋げて載せました。

ここまでお付き合い下さいまして、ありがとうございました♪

ただただヴィンパパのえろえろが書きたかったです(笑)。
セバスチャンを何度も抱いても自分が掘られるのは最後の最後まで
おあずけだったね!

パパは最初からセバスがお気に入りなんですが、セバスチャンも
ヴィンセントに従うのがまんざらでもないのが好きです\(^p^)/
まぁヴィンセバはそもそもパラレル設定だけになんでもアリですよね。
(こんなにパパ好きなのにパパあぼんさせちゃうしw
っていうか最初から生きてないキャラやんけ・・・ ・°・(ノД`)・°・)


次回からは短編でいくつか書く予定です。

もっといろんなヴィンパパを!書きた~い★
これからもヴィンセバ推しで細々と上げていきますよ~!


うちのヴィンセバのデフォルトポーズ☆ 手ではなく、あごつかみだよね!
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