倫敦橋からの風景

英国在住の黒執事ファンによるサイト。 英国ならではのコンテンツあります。

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Lush Deal 2

ヴィンセバシエ小説『Lush Deal』の第2話です。
この3人のエロい絡みが不規則に描写されていますので
ヴィンセバが苦手な方は気をつけて下さいませ~。



Lush Deal 2


「おや。どなたかいらっしゃったようですね・・・」
午前2時、静まり返った屋敷の私室にいたセバスチャンは微かに聞こえる
庭からの気配を察知した。
「ふむ・・・おそらく5、6人といったところでしょうか」
そっと部屋を出て足早にホールへ向かう。気配は表庭の方にあった。
「やれやれ。静かに片付けよとのご命令でしたからね・・・、手早く済ませて
しまいましょう」
重厚なドアをゆっくり音を立てずに開けた。武器を持ったグループの群れは
まさか気付かれたとは思わず、動きを止め立ちすくんでいた。
セバスチャンは間髪いれずにシルバーを投げ刺し、その場にいた男共を倒し、
すばやく屋敷の裏に逃げ込もうとしている残党の一人を仕留めた。
耳を澄まし気配を感じ取る。
「どうやら以上のようですね・・・。では片付けますか」

朝が来ていつもの時間に紅茶を持って主の部屋へ向かう。
重いカーテンを開け、主の目を覚ます。
「坊ちゃん。お目覚めの時間ですよ」
部屋が日差しで明るくなったところで目を覚まさず、うーん、と背を向ける主に
セバスチャンはそっと顎に触れ主の頬に口付ける。
ひんやりとした手袋と唇の感触に主はゆっくり目を開ける。
それからセバスチャンの頬に手をやり、自ら唇を重ねてゆく。
覚醒しかけの無意識の動作にセバスチャンは満足そうに微笑み
主の唇からさらに舌を絡めとり、ひとしきりその感触を味わう。
ん!と息が苦しくなりシエルは目を見開き、すっと唇を離す。
「お目覚めですか?」にっこり微笑み朝の紅茶の淹れはじめる。
ゆっくりと上体を起こし目を擦る。
適温に淹れられた紅茶をゆっくりとすする。
「坊ちゃん。昨晩も招かざる物騒な客人を片付けましたよ」
はっとセバスチャンの顔を見上げる。
「そうか・・・。今回も僕が気付かず処理したわけだな?」
「ええ。どなたもお目覚めにならない内に終わりましたよ」
ニッコリと主に笑みをたたえる。シエルはフンと鼻であしらう。
「それが命令だからな。僕が気付くようじゃお終いだ」
「私でなければ出来ませんけどね?坊ちゃん」
紅茶色の瞳が一瞬赤く染まりシエルを見つめる。
「なんだ?」いぶかしげに尋ねる。
セバスチャンはシエルの手をとり、甲にそっと口づける。
「ご褒美をいただけますか?My Lord」
うやうやしくのたまう下僕に答える。
「今日のスイーツの出来によるな」
「かしこまりました。腕によりをかけてお作り致します」
主の唇にそっとくちづけし、着替えの準備に入った。


(暇だな・・・。)
ヴィンセントは執務室の椅子の背もたれに寄りかかりふと思った。
もちろん当主の日常に暇がある訳ではなく次から次へと目を通す
書類は山ほどある。
(アレが来てから静かな夜ばかりだ。)
裏の任務について早10年以上の年月が経っていた。
先代たちが15年以上その任務に就いていた話はきかなかった。
何者かに必ず仕留められていた。
自分は上手くやっていると自負しているが、あちらさんはどう思っているか。
そろそろその時が来るのではと、それなりの心積もりをしていても
その時は一向にやって来ない。
(まぁ、あちらさんも歳なのかね。)
首をまわし、肩をすくめ、また書類に目を通し始めた。
(レイチェル、まだ君のところへはすぐいけないのかもしれない。)


ヴィンセントはふと目を覚まし、傍らの時計を確かめる。
(午前3時・・・か)
さてどうしようかと半分覚醒した頭で考える。
「・・・セバスチャン、来い」と、呟く。
その声を察知し、図書室で蔵書を読み耽っていた執事は、やれやれと
ため息をつき本を閉じ、ヴィンセントの部屋へ向かった。

「お呼びでしょうか、旦那様」
音も無くドアを開けセバスチャンはヴィンセントの傍らに寄り呼びかける。
「お前はずい分耳が良いんだな」
ほんの少し呆れた口調でゆっくりとベッドから上体を起こした。
「この時間帯はよくお声が聞き取れるものなのです」
しれっとした答えにヴィンセントの口角が上がる。
「こんな呟きが聞き取れるとは大した執事だ。身なりもそのまま。
お前はその格好のまま眠るのか?」
日中と変わらぬ燕尾服の執事にさらに問う。
「お前が来てからというもの、静か過ぎて退屈な夜ばかりで
俺はかえって眠れなくなったんだけど?」
ジロリと執事を睨む。
「結構な事ではございませんか。お眠りになれないようでしたら
何かお持ちいたしましょうか?」
睨まれた視線をそらさず、定型的な微笑みで答える。
ヴィンセントはぐいっとセバスチャンの腕を掴み、
その顔を自分の正面に据える。
「お前が何か裏でやっているんじゃないのか?」
執事の瞳をじっと見つめその反応を伺った。
しかし、その瞳の色は変わる事なくヴィンセントの青い瞳が映っている。
「とんでもない、私はあくまで執事ですから」
「・・・執事、ね。」
「主や旦那様に従うのみですよ」
「そうかい」
ヴィンセントはまだ掴んだまま離していなかったセバスチャンの腕に
さらに力を込め、もう片方の手でその整った顔の顎を掴んだ。
「今夜も眠れそうにないから、お前が相手をしなさい」
「・・・どうされますか?」
無抵抗に返すその声にヴィンセントは眉をしかめた。
「そうだな、舐めてもらおうかな」
セバスチャンはフッと笑って返す。
「どちらを?」
「セバスチャン。お前、息子とは寝たのか?」
その声は怒りなどの感情は無く、なんでもない質問のようだった。
「ええ・・・、主の望みのままに。」
まるで含みを持たない言葉に別段驚きもせず、ヴィンセントは微笑む。
顎を掴んだままの指をセバスチャンの頬を撫でるように動かし
耳たぶをそっとつまむ。
「そう。まぁそんな気したよ」
「ああ、分かりましたか?私と坊ちゃんの関係」
「何かあるとは普通思うだろ?お前は明らかにただの執事には見えないからな」
耳たぶをつまんだ指にぐっと力を込め、ヴィンセントの唇すれすれにまで
その顔を引き寄せた。
「そうですか?」
間近で見るその顔は美しいが不思議と生気を感じない質感で、
しかしその触っている肌は男にしては驚くほどさらりとなめらかだった。
(この男を抱いたら息子はどう思うだろうね)

「お前の事だから俺とこんな事してもなんとも思わないんだろう?」
ヴィンセントはセバスチャンの唇をふさぐ。舌で歯をなでまわしていく。
そして歯の間から舌を押し入れセバスチャンの舌に絡みつく。
何度か、やや尖った歯に当たりヴィンセントの舌を刺激した。
(なんだ・・・?牙か、こいつ?)執拗に舌を絡めあいながらヴィンセントは
相手の正体を思い巡らす。もしや、人ではない・・・?
そんな嘘のような疑惑がよぎる。これは、確かめるしかないと。
唇を離し、唾液が顎を伝う。目の前の男の、己の唾液で艶かしく光るその口元が
乾く間も与えずヴィンセントは自分の夜着の裾をたくし上げ、
セバスチャンの頭を押しそこに近づけた。
「舐めなさい、セバスチャン。お前は俺達の犬の名と同じまるで獣のようだ」
やや硬さを出しつき上げているヴィンセントのそれをセバスチャンは無言のまま
そっと指で根元を包み込むように握り、先端を赤く長い舌でちろりと舐め上げた。
「ん・・・!・・・おい、その牙で噛みちぎるなよ?」
セバスチャンは舌で舐めたまま顔を少し上げヴィンセントの目を見る。
「そんな真似はいたしませんよ。ご安心ください。私は結構上手なのですよ」
そしてまたそれを口の中に含み舌で転がり始めた。
ヴィンセントはセバスチャンの頭を掴んだままの手を、長いサイドの髪を
指に絡めとり、ゆっくりすくう様にさらさらと流し零した。
その言葉通り舌と粘膜と指での刺激はすぐにヴィンセントを快楽に導いていった。
「おい・・・、全部飲み干せよ?」
やがてセバスチャンの喉はごくりとヴィンセントの精を飲み下した。
ゆっくりと唇から離し、ヴィンセントを見つめながらその赤い舌で
ぺろりと己の唇をなでまわした。
「ご満足、いただけました?」そう言うとヴィンセントはセバスチャンの
肩を掴み、ベッドに組み敷いた。
「次はお前の穴だ」
「ずいぶんお元気ですね?」
「眠れない時はこれに限るさ」
「まあ別に構いませんが・・・」
ヴィンセントに背後から腰をつかまれ、されるがまま従う。
(やれやれ・・・。坊ちゃんに言えない事が出来てしまいましたね)


Lush Deal 2 END

(続く)  Lush Deal 3



あーそんなにR-18な描写しないようにと思ってたのに
結局しっかり書いてしまった(笑)


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| ヴィンセバ小説 | 02:32 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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